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受け入れるということ

20年以上になる。

若い頃から白髪が多く、おそらく遺伝だろうから仕方ないとあきらめ髪を染め続けてきた。
初めの頃はマニキュアだったけど、それでは追いつかなくなりほどなく毛染めに変わった。
間隔が月1回になってからすでに15年以上、ここ2年ほどは1ヶ月も持たなくなっていた。

染めてすぐは気分良く過ごせるけど、10日も過ぎたら生え際にでてくる白髪が気になりはじめ、2週間経つともうだめ。
鏡を見るのも嫌、髪型を整えたって所詮白髪が見えると思うと、おしゃれする気にもなれない。

そう、ずっとずっとそんな日々を過ごしてきた。

私の実家は美容室で母と姉が美容師、ここ数年は髪を切るのも染めるのも姉にお願いしている。

髪を染めるのをやめれば、出てくる白髪を気にしなくてすむ。それの方が気分良く毎日を過ごせるのではないかと、2、3年前から思うようになった。

だけど、難関は母と姉だ。

仕事をしているのだから、身だしなみとして染めた方がいい
染めたほうが、溌剌として見える
一気に老けるよ
仕事してる間は頑張ったら?

などと反対されるに決まっている。
たとえ染めなくても月に1回は髪を切ってもらうから、その都度、説教や説得されるのはしんどい。

私自身、周りの人に加嶋さんどうしたの?と聞かれるのは面倒だという思いや、老けて見られるのは嫌だという思い、染めた部分が完全になくなるまで中途半端な状態に耐えられるのかなどの葛藤もあり、言い出せず踏み切れずにいた。

悶々と過ぎていく時間。

そして昨年12月27日、実家の美容室の鏡の前に座った私は、ついに「髪を染めるのをやめようと思う」と姉に言った。

「えっ? 本当に? でも、まあいいんじゃないの」

………………。
ちょっと拍子抜け 笑

そして姉は続けた。

「私もできることなら、染めるのをやめたい、染めてると髪がごわごわするし、白髪がちょっとでも出ると気になるし、でも美容師という職業柄そうはいかんしなー。髪を染めるのをやめるなら、その分、髪の手入れをして整えて、化粧をバシッとして、シャキッとおしゃれせんと!」

受け入れてもらえたことが、ただうれしかった。
心が軽くなった。

それから、中途半端な状態の間は帽子を被って過ごしたが、それも面倒になって3月末頃にはそれもやめた。染めるのをやめて半年、ほぼほぼ染めた部分がなくなりつつある。
あとちょっと。

わかったことは、
母と姉に受け入れてほしかったわけではなく、私が私を受け入れたかっただけだということ。

最近、久しぶりに会う人の「?」という反応が楽しい。
もうひとつ意外な産物は、寝癖がつきにくくなったこと!

*カシマトモミ

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